婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
「あれです、あれ。『でんわ』ですよ。それの初期型の試作品がないんです。きっと犯人の狙いは『でんわ』です」
一瞬、ギデオンとアビーの視線が鋭くなった。
「エステル。ないのは初期型の試作品だけ? 他には?」
部品棚に部品を戻し、試作品も棚の上に並べてみたが、他にないものは見当たらない。
「他には……ないものはないようです」
「だったら、賊の狙いは完全に『でんわ』ね。現品を見て、真似して作ろうとしているのではないかしら? でも、きっと回路図や設計図は読めないのよ。だから現品をもっていったんだわ」
「でも、あれは試作品ですし」
そこでエステルは顔を曇らせる。あの試作品の『でんわ』を見て、『でんわ』を量産でもするつもりなのだろうか。
「試作品であっても、動作確認はしたわよね?」
「はい」
一瞬、ギデオンとアビーの視線が鋭くなった。
「エステル。ないのは初期型の試作品だけ? 他には?」
部品棚に部品を戻し、試作品も棚の上に並べてみたが、他にないものは見当たらない。
「他には……ないものはないようです」
「だったら、賊の狙いは完全に『でんわ』ね。現品を見て、真似して作ろうとしているのではないかしら? でも、きっと回路図や設計図は読めないのよ。だから現品をもっていったんだわ」
「でも、あれは試作品ですし」
そこでエステルは顔を曇らせる。あの試作品の『でんわ』を見て、『でんわ』を量産でもするつもりなのだろうか。
「試作品であっても、動作確認はしたわよね?」
「はい」