婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
初めて『でんわ』を目にしたジュリアンは興奮が冷めやらない。
「そうです。これを分解し、原理を確認しました。その途中、こんな会話を拾って、それを記録しておきました」
ヘインズ侯爵は、別の魔導具を取り出した。それが会話を記録するための魔導具なのだろう。
『……ガがッ……ガッ……』
ノイズ音が聞こえるが、この魔導具の向こう側に誰か人がいる気配もする。
『エステル、さっきから何をやってるの?』
聞いたことのある声に、セドリックは眉をひそめる。
『あ、バレました? あの人たち、いなくなったから。この『でんわ』を改良して誰かに……』
『でも、これ試作機だから制限があるっていってなかった?』
『何言ってるんですか、アビーさん。私が改良しているんですよ? こっちの『でんわ』から発せられる魔導回路を、誰かが検知できるようにって……』
そこで会話は途切れ、あとは最初と同じようにノイズ音が聞こえてきた。
「そうです。これを分解し、原理を確認しました。その途中、こんな会話を拾って、それを記録しておきました」
ヘインズ侯爵は、別の魔導具を取り出した。それが会話を記録するための魔導具なのだろう。
『……ガがッ……ガッ……』
ノイズ音が聞こえるが、この魔導具の向こう側に誰か人がいる気配もする。
『エステル、さっきから何をやってるの?』
聞いたことのある声に、セドリックは眉をひそめる。
『あ、バレました? あの人たち、いなくなったから。この『でんわ』を改良して誰かに……』
『でも、これ試作機だから制限があるっていってなかった?』
『何言ってるんですか、アビーさん。私が改良しているんですよ? こっちの『でんわ』から発せられる魔導回路を、誰かが検知できるようにって……』
そこで会話は途切れ、あとは最初と同じようにノイズ音が聞こえてきた。