婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
エステルの目は真剣だ。
そこでアビーも顎に手を当て考え込む。
「いつも使っている『でんわ』は双方向でやりとりをするけど、これはこちらから一方的に伝えるだけってことよね……それを傍受できるような人は限られるかと思うけど……」
「でも、可能性はゼロではありませんよね。私たちがこの怪しげな魔導具を作り上げるのが先か、助けに来るのが先か……」
「でもさ、このあいつらの破壊兵器。一か月とかで作れるものではないわよ? 圧倒的に人が足りていないし」
男たちが作れと命令してきた魔導具は、兵器としても威力のあるものだ。いわゆる爆弾とかダイナマイトとか呼ばれる類のもの。それを、魔石を用いて実現させる。
先ほどエステルが男に確認したのは、その爆発タイミングだった。
「そうなんですよね。とりあえず途中まで作って、手伝ってくれる人が欲しいって言ってみます?」
「そうね。だけど、他に人が増えると、私たちの自由が減るでしょ? やりにくくなるわよ」
男に従順な振りをして、裏では自分たちの身を守る魔導具も作っているのだ。これを彼らに見つからぬよう、作ったらベッドの中に隠しておく。
そこでアビーも顎に手を当て考え込む。
「いつも使っている『でんわ』は双方向でやりとりをするけど、これはこちらから一方的に伝えるだけってことよね……それを傍受できるような人は限られるかと思うけど……」
「でも、可能性はゼロではありませんよね。私たちがこの怪しげな魔導具を作り上げるのが先か、助けに来るのが先か……」
「でもさ、このあいつらの破壊兵器。一か月とかで作れるものではないわよ? 圧倒的に人が足りていないし」
男たちが作れと命令してきた魔導具は、兵器としても威力のあるものだ。いわゆる爆弾とかダイナマイトとか呼ばれる類のもの。それを、魔石を用いて実現させる。
先ほどエステルが男に確認したのは、その爆発タイミングだった。
「そうなんですよね。とりあえず途中まで作って、手伝ってくれる人が欲しいって言ってみます?」
「そうね。だけど、他に人が増えると、私たちの自由が減るでしょ? やりにくくなるわよ」
男に従順な振りをして、裏では自分たちの身を守る魔導具も作っているのだ。これを彼らに見つからぬよう、作ったらベッドの中に隠しておく。