婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
リーダーの男が現れたとき、エステルはわざとらしく質問を投げかけた。
「あの、ここの仕様なんですけど……タイマー式がいいですか? それともこう、ボタンをぽちっとしたら起動するボタン式がいいですか?」
「ボタン式にしてくれ」
男がそっけなく答えると、エステルは「わかりました」と、仕様書にボタン式と書き加える。
そして彼らがいなくなれば、持ち込んだ『でんわ』を取り出し、これを使って外の人間に連絡できないかと、改良を試みるのだ。
「エステル、さっきから何をやってるの?」
「あ、バレました? あの人たち、いなくなったから。この『でんわ』を改良して誰かに……」
「でも、これ試作機だから制限があるっていってなかった?」
アビーも首を傾げる。
「何言ってるんですか、アビーさん。私が改良しているんですよ? こっちの『でんわ』から発する魔導回路を、誰かが検知できるようにしたいなって」
「あの、ここの仕様なんですけど……タイマー式がいいですか? それともこう、ボタンをぽちっとしたら起動するボタン式がいいですか?」
「ボタン式にしてくれ」
男がそっけなく答えると、エステルは「わかりました」と、仕様書にボタン式と書き加える。
そして彼らがいなくなれば、持ち込んだ『でんわ』を取り出し、これを使って外の人間に連絡できないかと、改良を試みるのだ。
「エステル、さっきから何をやってるの?」
「あ、バレました? あの人たち、いなくなったから。この『でんわ』を改良して誰かに……」
「でも、これ試作機だから制限があるっていってなかった?」
アビーも首を傾げる。
「何言ってるんですか、アビーさん。私が改良しているんですよ? こっちの『でんわ』から発する魔導回路を、誰かが検知できるようにしたいなって」