婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
朝食を終えたエステルは、早速アビーの巣――ではなく魔導具室へと足を向けた。
「アビーさん。おはようございます!」
冬の地下室だというのにほのかにあたたかい。暖房魔導具が室内をあたためている。
「ん~」
ソファの上の塊がもぞりと動く。アビーの部屋も三階に用意されているようだが、むしろ彼女はここに住んでいる。だからアビーの巣と裏では呼ばれているのだ。
「ん~エステル、早い。今、何時?」
「九時になります」
「ん~。適当にやってて」
ソファで寝返りを打ったアビーは、頭まで毛布をかけてエステルとの会話を遮断する。
「ええ~そんなぁ。新しい魔導具を作りたくて、アビーさんの意見を聞きたくて、わくわくしながら来たのに」
「新しい魔導具!」
がばっとアビーが勢いよく起き上がった。
「アビーさん。おはようございます!」
冬の地下室だというのにほのかにあたたかい。暖房魔導具が室内をあたためている。
「ん~」
ソファの上の塊がもぞりと動く。アビーの部屋も三階に用意されているようだが、むしろ彼女はここに住んでいる。だからアビーの巣と裏では呼ばれているのだ。
「ん~エステル、早い。今、何時?」
「九時になります」
「ん~。適当にやってて」
ソファで寝返りを打ったアビーは、頭まで毛布をかけてエステルとの会話を遮断する。
「ええ~そんなぁ。新しい魔導具を作りたくて、アビーさんの意見を聞きたくて、わくわくしながら来たのに」
「新しい魔導具!」
がばっとアビーが勢いよく起き上がった。