冷酷女王に恋をして
「全然、意外というか、えっと、その……かわいい、ですね。」

黒川先輩可愛すぎて正直にかわいいって言ってしまった。

「待って引かないでよ。ねえ……。」

顔を真っ赤にして拗ねる先輩は子供みたいだった。

普段冷酷な先輩がこんなにかわいいだなんて。

きっと知ってるのは私だけだ。

誰も知らない先輩の秘密を一つ知った私。

少し優越感にひたりつつ、先輩との食事を楽しんだ。
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