冷酷女王に恋をして
そんな時、私はまた塚田先輩から話しかけられた。

「仕事納めの日に、営業部で忘年会やるんだけど、雨宮さんもどうかな?」

黒川先輩はお酒飲むのかな。

もしかしたら黒川先輩の本音を聞くチャンスかもしれない。

心が舞い上がりそうになって、返事をしようとしたが、何せ黒川先輩だ。

あまり忘年会のノリは得意ではなさそうな気がする。

先輩が行かないなら私も行く気にはならない。
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