冷酷女王に恋をして

冷酷女王の本音

外はすっかり冷え込んで、もうすぐ一年が終わろうとしている。

あの日から、私はあおいの助言通りに先輩のことを観察することにした。

とはいえ先輩に気持ち悪がられたくないという気持ちは変わらず、あまり先輩と関わらないように気を付けていた。

しかしどうやら先輩は、今までの優しさが無くなっただけで、出会った時より関係が悪化しているようには見えなかった。

とはいえ先輩のことだから、いくら嫌いな人とでも仕事となったら普通に接してそう。
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