冷酷女王に恋をして
「あの、えっと、忘年会、行きますか?」

「……ああ、今年もやるのね。

私、そういうの一回も行ったことないから。

というかそもそも興味すらないし。」

「そ、そうですよね……すみません……。」

やっぱりそうだよな。いい返事はもらえないだろうとは予想してたが、やっぱりショックが大きかった。

そして、とても気まずい。

必死に目を逸らして、お疲れさまです、とだけ言おうとした。
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