初恋のやり直し ~過去に私をふった彼からの猛アタック~
頭の中で今後のスケジュールを組みながら、さぁっと血の気が引いていくのを感じていると、横から手が伸びて来て、蒼士くんがこつこつと机の上を指で弾いた。
「昨日、話しただろ? うちにはリサーチもデザイン部署もあるって」
「あっ……」
「必要な人たちはちゃんとアサインしているから。だから、大丈夫だよ」
「わかりました」
「じゃあ、僕は次があるからここで抜けるけど、二人はまだ会議室を使うかな?」
その問いかけに、蒼士くんが「はい」と言うのを遮る形で、私は大丈夫だと告げる。
私はリーダーと共に席を立った。
「打ち合わせ、しなくて大丈夫か?」
「はい。まずは資料を読み込みたいので」
たったいま、資料をもらったばかりだ。まずは要件をしっかり読み込んで、自分でスケジュールを立てたい。
それになにより、彼とあまりかかわりを持ちたくなかった。迷惑もかけたくないし、できることならすべてひとりで処理したい。
「わかった。じゃあ、何かあったら声をかけて」
「わかりました」
会議室の電気を消し、彼と共にフロアまでの短い距離を歩いていく。
その間、会話らしい会話もなく、歩きながら資料を読んでいるふりをして、紙をぺらぺらとめくっていたときだった。
「昨日、話しただろ? うちにはリサーチもデザイン部署もあるって」
「あっ……」
「必要な人たちはちゃんとアサインしているから。だから、大丈夫だよ」
「わかりました」
「じゃあ、僕は次があるからここで抜けるけど、二人はまだ会議室を使うかな?」
その問いかけに、蒼士くんが「はい」と言うのを遮る形で、私は大丈夫だと告げる。
私はリーダーと共に席を立った。
「打ち合わせ、しなくて大丈夫か?」
「はい。まずは資料を読み込みたいので」
たったいま、資料をもらったばかりだ。まずは要件をしっかり読み込んで、自分でスケジュールを立てたい。
それになにより、彼とあまりかかわりを持ちたくなかった。迷惑もかけたくないし、できることならすべてひとりで処理したい。
「わかった。じゃあ、何かあったら声をかけて」
「わかりました」
会議室の電気を消し、彼と共にフロアまでの短い距離を歩いていく。
その間、会話らしい会話もなく、歩きながら資料を読んでいるふりをして、紙をぺらぺらとめくっていたときだった。