初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「いやっ! いやーーー!」

「まぁそう動くな。味見くらいいいだろう?ダニエルさんよ。許してくれ」

え?
思わず凍り付いた。

今、ダニエルと言った?

カチャカチャと男がベルトをはずす音。

けれどもうどうでもいいと思った。

ここで知らない暗殺者に犯されてから殺されようともうどうでもいい。

ダニエルが自分を殺そうとしているということを知ってしまったから。

最初からそのつもりだったのだ。
ここへわたしをやったのは、殺したいからだったのだ。
邪魔だったのだ。わたしが…
ナダルの王を殺すのも最初から決まっていた。
そしてわたしも…

その裏には考えたくないが…きっとお兄様もいる。
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