初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
魔力の強さを見るに低級だろう。

「馬車の中にいろ」

自分であれば魔剣でひとつきだ。
だが、シェリアが背筋を伸ばした

「いいえ。一緒に外にでます」

「何を言ってる?」

「この目で見たいのです。自分の国にいる魔獣というものがどういうものなのか」

「なめた者は魔獣にやられるぞ。それは教えただろう?」

「わかっています。ですが、今は陛下と一緒にいます。あなたならわたしを守ってくださるでしょう? ですから今しか確認する機会はありません」

しっかりというと、馬車からとともに降りてきた。

「いいか。ディアン。俺の背中の後ろから離れるな。相手は一体だけとは限らない。必ず俺がいいというまで気を抜くな」

「はい」
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