初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません


「かまいませんよ」

侍女として参加してほしいというと、すぐに了承してくれた。
王女という身分を持っていたことのある女性を侍女にするなどあまりにひどい話だと思ったが、あっさりと返事は返ってきた。

「ロレッタ殿下が立派に冬至祭を勤め上げるように今日から力をいれますわ。冬至祭のことを調べなくっちゃ。今から図書館へ行ってきますわ」

「あ、ああ」

王宮図書館へはシェリアは常に顔を出しているようだ。
本当に勉強熱心でびっくりする。
あれだけ熱心に調べて勉強したから今のシェリアがあるのだろうが…

なのに、兄と婚約者に裏切られ、他国に売られたのだ。
シェリアの心情はどうだったのかと思うと本当に胸が痛む。
ナダルで初めて会ったあの時自分は真摯に接することができていたのだろうかと今更ながらデュランダルは思った。
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