初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
『その者はお前の弱みとなるであろう。だが、お前を強くもするであろう』

「俺がどうなってもシェリアは守る」

ホワイトサーベルを見上げ、言うと、ホワイトサーベルはしばらくじっとデュランダルを見つめていた。

『聖王。ではさらばだ』

すーっと姿がうすれていく。

デュランダルはシェリアを抱いたまま馬に乗ると、移動魔術を使い王城へと戻っていく。そして気づく。なんと、以前より魔力が増している。
これが聖王の力なのか?

無意識に念じた場所が王城のシェリアの部屋の中だったようで、馬はきちんと厩へ移動させていたが、シェリアはそのままベッドの中に寝かせるとロレッタのほうへ顔を向けた。

「ロレッタ。すまないが、マリアとメリッサを呼んできてくれ」

「はい。わかりました」

ああ、よかった。
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