初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「今何時ごろだ?」

「もう正午すぎですわ」

「なんだって? そんなに眠っていたのか?」

「ええ。ラインハルト様に執務はお願いしてありますから大丈夫です。今日はゆっくりお休みくださいと言付かっています」

「わかった。とりあえず食べよう」

スープをひとさじ飲むととてもあったかくおいしく感じられる。
体にしみわたる。

「助けてくださったと聞きました。ありがとうございます。わたしなどを…」

「わたしなどなんていうな」

「ですが、王族でも貴族でも、そして平民でもないただの人間です。何の価値もないわたしをわざわざ助けにきてくださったと……」

「ラインハルトから聞いたのか?」

「はい」

どこまで聞いたのだろう?
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