初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
そこからは森の中で起こったことを正確に話した。
自分の右上腕に刻印された聖王のしるしについても。

いつの間にか着替えさせれていたらしいナイトウェアをめくり、右腕の刻印を見せた。
碧くぼうっと光っている。

「さわっても?」

「ああ」

シェリアの指の感覚を感じると、刻印は熱を帯びた。

「何か熱い感じがしますね」

「常に熱を帯びているな」

「陛下が聖王……ということは魔王も現れるかもしれないということですか?」

「わからない。ただ、わかっているのは俺は変わらないということだ」

シェリアをまっすぐ見つめる。
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