初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「俺は……何を悩んでいたんだろうな。シェリアにすべて聞いてもらえばよかったんだ。君という最大の俺の武器があったのに……」

「え?」

「ああ。少し時間があるか? 相談したいことがあるんだ」


デュランダルは侍女にお茶を用意させ、執務室ではなく、自室にシェリアを呼んだ。
デュランダルの自室に入るのは、聖王になった日以来だ。

リラックスできる効能のあるお茶を一口飲み、デュランダルが話し始めた。

「何から言ったらいいか迷うが、単刀直入に言う。ダンテ領に先王の妃が潜んでいた」

「ええっ?」

あまりにも予想に反することだったので素っ頓狂な声が出た。

「つまり、ロレッタ殿下のお母様ということですか?」
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