初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません


王城の地下牢という場所に初めて入った。

そこは薄暗く陰気な場所で、かなり寒く凍り付いている。
血の匂いが充満しており、ずっといると気分が悪くなるような場所だった。
王城の地下にこんな場所があったなんて全く知らなかった。
驚きだ。

そんな地下牢の最奥部のダンテ子爵の横の牢にデボラ妃は投獄されていた。
デュランダルとともにデボラ妃の牢の前に立つと、牢の中は魔力で人が死なない程度にあっためてあるのか、木でできたかたいベッドの上で寝転がっていた、デボラ妃は気配に反応し、むくっと身体を起こした。

うねるような強烈な色のオレンジの髪だ。染めているのだろうか?
美しい人だとシェリアは思った。
ロレッタの顔立ちは間違いなく母親似だ。

綺麗な二重の少し釣り目の黄色の瞳をした派手な顔立ちだ。唇は厚くぽってりとしている。
少し気になるのはそばかすくらいだろうか。

そういえばロレッタにもそばかすがある。
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