初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「そうだな。少年のころだからまだ10歳くらいだったな。デボラは15、6歳くらいだったと思う。ものすごく綺麗な女性に思えたんだ。まだ少年だった俺には大人の女性に見えてすごくドキドキしたというか……。こんな話をシェリアにするのはどうかとも思ったのだが、ちゃんと言っておきたく思ったのだ。俺はデボラを今は何とも思ってないからな」
「はい。言ってくださりわたしはうれしいです。陛下の正直な気持ちを聞けるほうが嬉しい」
「そう言ってくれるとうれしいよ。とにかく、初恋だったが兄の王妃としてこの国にやってきて最初は困惑したし、兄の王妃でありながら俺がひとりの時を狙ってニコニコ笑って近寄ってきたりしたから俺は無表情を装って知らないふりを決め込んだ」
やはり。それで無表情だったのだわ。最初に会った時は。
「兄の死でバタバタしている間に城から消えてくれたときは正直ほっとした。だけど、生死がわからないから気が気ではなかったんだ。何かどこかで起きるような予感というか……な」
「はい」
「ロレッタも心配だった。けれど、君が来てくれてからロレッタは変わった。いつも暴れていたのが聞き分けがよくなって勉強もするようになって、そして何より、君を信頼している。信頼できる人間を見つけてくれたことがうれしい。俺と同じくな」
デュランダルはシャンパングラスをテーブルに置いてシェリアの方へ向き直った。
「はい。言ってくださりわたしはうれしいです。陛下の正直な気持ちを聞けるほうが嬉しい」
「そう言ってくれるとうれしいよ。とにかく、初恋だったが兄の王妃としてこの国にやってきて最初は困惑したし、兄の王妃でありながら俺がひとりの時を狙ってニコニコ笑って近寄ってきたりしたから俺は無表情を装って知らないふりを決め込んだ」
やはり。それで無表情だったのだわ。最初に会った時は。
「兄の死でバタバタしている間に城から消えてくれたときは正直ほっとした。だけど、生死がわからないから気が気ではなかったんだ。何かどこかで起きるような予感というか……な」
「はい」
「ロレッタも心配だった。けれど、君が来てくれてからロレッタは変わった。いつも暴れていたのが聞き分けがよくなって勉強もするようになって、そして何より、君を信頼している。信頼できる人間を見つけてくれたことがうれしい。俺と同じくな」
デュランダルはシャンパングラスをテーブルに置いてシェリアの方へ向き直った。