初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
おそらく兄とダニエルはユーリーンとつながっており、共謀して先王とシェリアを殺したと推測された。
信頼されている思っていた兄とダニエルが自分を排除したがっていたということをまだ簡単には受け入れられない。

心の奥がズタズタだ。

だからといってこのままここにいるわけにもいかない。
死んだことになっている自分がクーデターの起きた国にいることはできないが、故郷に帰るわけにもいかないし。

「はぁ……」

知らず知らずため息を吐いてしまったらしい。

「聞きたかったか? 雇い主が誰なのか?」

デュランダルが気づかわし気に言ったのでちょっと意外に思った。
今まで無表情だったのに……

「そういえばデュランダル陛下はいつからあの部屋にいらしたんですか?」

最初からいたのだろうか?
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