初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「君が入室してきた時からいた。初夜であれば確実にナダル王を殺せるからな」

やはりナダル王を狙って…
聞いてもいいかしら?

「差し支えなければ、ナダル王をなぜ狙っていらしたのかを教えていただけませんか?」

「そうだな。差支えがない範囲ということならあいつがキルギアを裏切ったからだ」

「では、王にとどめを刺すつもりで部屋に潜んでいたと?」

ということは全部見られていたということか…。
それはそれで恥ずかしいし、それならもっと早く助けてくれても…

いや、でも素性もわからないどこかの国の王女だなんて助けるわけないか…

「もっと早く助けたかったんだがな」

え?
助けてくれようとしていたということ?
何に対してもあまり興味なさそうなのに…

ふふ。

少しうれしくなって顔が緩んだらしい。

「どうした?」

不思議そうにシェリアを見る。

イケメンにじっと見られると照れくさくなる。
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