初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「ほら、自然と両手は後ろにまわったでしょう? それでいいのです。わたしを好きと思っていて下さればそれで」

「シェリア。不器用でごめん」

「いいえ。不器用なのは最初から知っています。けれど、その分、感情がわかりやすくてとても好きです」

デュランダルに抱きしめられたまましばらく暖かさを感じていた。

「あったかい。シェリア。そしてキスしたくなった。キスしてもいいか?」

「はい」

デュランダルはシェリアの顎をくいっとあげると、ゆっくりと唇を重ねた。

すごく静かなキスだった。

「シェリア。こんな俺だが、君を舞踏会のパートナーに誘いたい。一緒に出てくれるだろうか?」

「はい。喜んで」

シェリアがにっこり笑うと、デュランダルはまた唇を重ねた。
今度はもっと長く…深く…

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