初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
◇
メルディスの顔をみればマルコー領の首尾はうまくいったことはわかった。
「順調なんだな」
「はい」
落ち着いて答える。
「マルコー国の元首だったヤリスが小麦の生産再開に関して大喜びで、領主となった今、ようやく小麦の生産ができるとやる気満々です。ただ……」
ただ?
何やら不穏な顔になる。
「何か気になることでも?」
「ヤリスの部下として働いていた男がいまして」
言いにくそうに少し視線をそらせた。
「どうやらオルベリアから亡命してきたようなんです」
「亡命? ということは貴族か?」
「はい」
オルベリアは平民は他国への移動を禁じていない。とすれば、オルベリアでの地位があやうくなった貴族としか考えられない。
「リーグと名乗っております」
「なんだと?」
「ダニエル・リーグと」
声がでなくなってしまった。
メルディスの顔をみればマルコー領の首尾はうまくいったことはわかった。
「順調なんだな」
「はい」
落ち着いて答える。
「マルコー国の元首だったヤリスが小麦の生産再開に関して大喜びで、領主となった今、ようやく小麦の生産ができるとやる気満々です。ただ……」
ただ?
何やら不穏な顔になる。
「何か気になることでも?」
「ヤリスの部下として働いていた男がいまして」
言いにくそうに少し視線をそらせた。
「どうやらオルベリアから亡命してきたようなんです」
「亡命? ということは貴族か?」
「はい」
オルベリアは平民は他国への移動を禁じていない。とすれば、オルベリアでの地位があやうくなった貴族としか考えられない。
「リーグと名乗っております」
「なんだと?」
「ダニエル・リーグと」
声がでなくなってしまった。