初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「はい。ご招待いただいたらいつでも登城いたしますわ」

少しワインがはいっていたのもあるだろう。久しぶりに楽しい夕食会を過ごした気がした。

「ではわたくしはケーシーを寝かせますので失礼いたします」

そう言って下がっていった夫人と子どもたちが去ったのを見て、デュランダルはおもむろに言った。

「さて本題に入ろう」

今まで食事の間中とりとめのない話をしていたデュランダルだったが、声のトーンが変わった。

「階下の執務室に呼んでいます」

「わかった。行こう。シェリア」


デュランダルにエスコートされて、メルディスの書斎に入って、そして目の前のソファに座っている人物を見て、シェリアは驚き、思わず、デュランダルの手をきゅっと握り締めた。
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