初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「肌の色が白くなった。そして生きている。シェリア。君の兄は息をしているぞ」

「ほんとうですか?」



シェリアは兄がすーすーと息をしていることを確認すると、ホッとしている自分に気づいた。
あんなことをされたのにやはり血は争えないのか。

最後に言った言葉が耳に残っている。

『オルベリアを頼む』?

兄は何かに操られていた?

何かが兄を……



「デュランダル様。魔王はまだ生きているわ」

「やはりそうか」

『この男は魔王に操られていただけの存在だ。魔王は別にいる』

「ええ。それは今もオルベリアにいる。そしてもしかしたら今すぐオルベリアに行かなければ大変なことになるかもしれないわ。今各国々は我が国への舞踏会に重鎮たちが訪れているから国の警備が手薄です。そこを魔王が狙うと……」

「では今すぐ行こう」
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