初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「では殺してあげるわ。デュランダル陛下。こんなバカなアリアを刺してください。お願いです」

デュランダルの聖剣は兄を殺さなかった。
だからきっと……

デュランダルはそのシェリアの思いをくみ取ったのか、ホワイトサーベルとともにアリアの胸に聖剣を刺しこんだ。

「ぎゃーーーー!」

悲鳴に近いような声が聞こえる。

アリアの体が青い光に包まれ、そしてその中から巨大な真っ赤なドラゴンのような形をした魔獣が現れた。

「これが……魔王」

デュランダルの口角がにやりとつりあがる。

「お前が魔王の本体だな」

『けっけっけっけっ』

奇妙な声を吐きながら、王宮の天井を飛び回り火を吐いている。
その姿はまるでドラゴン。
< 258 / 283 >

この作品をシェア

pagetop