初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
◇
「ホワイトサーベルによるとそのアンクレットからは幸福の感情があふれでているそうだ」
「幸福の?」
キルギア王国、夏の昼下がり、王城の最上階の夫婦の寝室に造られたバルコニーでつかのまの平和を楽しんでいる二人がいた。
今日の午後はラインハルトが執務を引き受けてくれたので結婚以来初めて、夫婦水入らずで昼から休暇を楽しんでいる。
外はさわやかな風がそよいでおり、小さな鳥たちがさえずり飛んでいる。
ふかふかのソファをバルコニーに置き、シュミーズドレスを着たシェリアがゆったりと腰かけた膝の上には大分肋骨の完治も近いデュランダルが頭をのせていた。
「魔王であるドラゴンがシェリアを攻撃できなかったのはそのせいだと言っていた。魔王は負の感情が増大したものだから幸福の感情には近づけないそうだ」
「聖獣たちは大丈夫なんですか?」
「彼らは、負の感情を浄化させている。だから幸福の感情を理解はできないようだが、近づくことは可能だそうだ。ちなみにその浄化させたものこそが魔晶石らしい。負の感情があるからこそ人間は幸せに喜びを感じることができる。だから魔晶石はこんなにも美しい」
デュランダルが懐から黄色く輝く石を取り出した。
「まぁ」
希少な石、魔晶石。日によって色が違うという。
「ホワイトサーベルにもらった」
「そうだったんですね」
「ホワイトサーベルによるとそのアンクレットからは幸福の感情があふれでているそうだ」
「幸福の?」
キルギア王国、夏の昼下がり、王城の最上階の夫婦の寝室に造られたバルコニーでつかのまの平和を楽しんでいる二人がいた。
今日の午後はラインハルトが執務を引き受けてくれたので結婚以来初めて、夫婦水入らずで昼から休暇を楽しんでいる。
外はさわやかな風がそよいでおり、小さな鳥たちがさえずり飛んでいる。
ふかふかのソファをバルコニーに置き、シュミーズドレスを着たシェリアがゆったりと腰かけた膝の上には大分肋骨の完治も近いデュランダルが頭をのせていた。
「魔王であるドラゴンがシェリアを攻撃できなかったのはそのせいだと言っていた。魔王は負の感情が増大したものだから幸福の感情には近づけないそうだ」
「聖獣たちは大丈夫なんですか?」
「彼らは、負の感情を浄化させている。だから幸福の感情を理解はできないようだが、近づくことは可能だそうだ。ちなみにその浄化させたものこそが魔晶石らしい。負の感情があるからこそ人間は幸せに喜びを感じることができる。だから魔晶石はこんなにも美しい」
デュランダルが懐から黄色く輝く石を取り出した。
「まぁ」
希少な石、魔晶石。日によって色が違うという。
「ホワイトサーベルにもらった」
「そうだったんですね」