初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「国王陛下。お帰りなさいませ」

中の年配の侍女が掛け声をかけると他の者も声をそろえる。

「「「お帰りなさいませ」」」

「うむ。こちらは変わりないか?」

「はい。魔獣はひとまずなりをひそめておりますゆえ、民の暮らしは守られております」

「そうか。城は?」

「はい。ただいま、ロレッタ殿下をメイサがなだめておりますが…」

「そうか」

歩きながら年配の侍女から報告を受けているので、シェリアはその後ろから早足でついていく。ワンピースでよかった。
ドレスだったらこの早足には到底ついていけないわ。

「マリア」

突然立ち止まったのでぶつかりそうになる。
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