初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
◇
久しぶりすぎで涙がでそうだ。
どうやら魔力というのはすばらしい入浴装置を作るらしい。
凍るほどの水をあったかく沸かし、きれいな浴槽になみなみと透明のお湯が注がれており、その綺麗なお湯の中で今、何人もの侍女が自分の身体を洗ってくれている。
入浴を侍女が手伝うなんてオルベリアではしてもらったことがない。
国の財政状態が悪かったため侍女の数も最低限だったというのもあるが、自分のことは二の次にして、妹のアリアのわがままを聞いていたからだ。
自分は妾腹の王女だった。
四つ上の兄のゼノアと二つ下の妹のアリアは王妃を母に持ち、二人とも王妃とそっくりの青い髪に青い瞳をしていた。
ひとりだけプラチナブロンドの髪にエメラルドの瞳をしている自分は肩身が狭かった。
あえていうなら王妃の浪費のせいで国が傾いたのを皆が知っていたから、大きな顔をできていたというのはある。
だがそれでも肩身は狭く、必死で勉強して必死で国政を支えた。
借金を清算し、なんとかようやく国としてやっていける。
そう思った矢先の出来事だ。
久しぶりすぎで涙がでそうだ。
どうやら魔力というのはすばらしい入浴装置を作るらしい。
凍るほどの水をあったかく沸かし、きれいな浴槽になみなみと透明のお湯が注がれており、その綺麗なお湯の中で今、何人もの侍女が自分の身体を洗ってくれている。
入浴を侍女が手伝うなんてオルベリアではしてもらったことがない。
国の財政状態が悪かったため侍女の数も最低限だったというのもあるが、自分のことは二の次にして、妹のアリアのわがままを聞いていたからだ。
自分は妾腹の王女だった。
四つ上の兄のゼノアと二つ下の妹のアリアは王妃を母に持ち、二人とも王妃とそっくりの青い髪に青い瞳をしていた。
ひとりだけプラチナブロンドの髪にエメラルドの瞳をしている自分は肩身が狭かった。
あえていうなら王妃の浪費のせいで国が傾いたのを皆が知っていたから、大きな顔をできていたというのはある。
だがそれでも肩身は狭く、必死で勉強して必死で国政を支えた。
借金を清算し、なんとかようやく国としてやっていける。
そう思った矢先の出来事だ。