初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
オルベリア王国を出たのは一週間前。
馬車に揺られてナダル王国まで来た。
オルベリア王国は現在決して裕福な国とはいいがたく、前国王と王妃の浪費癖もあって王家の財政は瀕死の状態だった。シェリアの兄であるゼノアが国王になってから、シェリアとともに必死で財政を立て直し、ようやく軌道に乗りかけていたところだった。
何の因果か、シェリアは舞踏会でナダル王国の国王の目に留まり、王の二十七番目の花嫁としてよこせと言ってきた。美人と名高い妹のアリアならともかく、何故自分などとシェリアは訝ったが、シェリアを渡せば今後フォシル燃料は好きなだけ渡すと言われてしまった。
物好きな人もいるものだ。
だが燃料はとても貴重だ。オルベリアの国民が燃料があることでどれだけ潤えるか。それと自分の婚姻を天秤にかけたときにフォシル燃料のほうがまさってしまった。
「シェリア。本当にいいんだな」
馬車に揺られてナダル王国まで来た。
オルベリア王国は現在決して裕福な国とはいいがたく、前国王と王妃の浪費癖もあって王家の財政は瀕死の状態だった。シェリアの兄であるゼノアが国王になってから、シェリアとともに必死で財政を立て直し、ようやく軌道に乗りかけていたところだった。
何の因果か、シェリアは舞踏会でナダル王国の国王の目に留まり、王の二十七番目の花嫁としてよこせと言ってきた。美人と名高い妹のアリアならともかく、何故自分などとシェリアは訝ったが、シェリアを渡せば今後フォシル燃料は好きなだけ渡すと言われてしまった。
物好きな人もいるものだ。
だが燃料はとても貴重だ。オルベリアの国民が燃料があることでどれだけ潤えるか。それと自分の婚姻を天秤にかけたときにフォシル燃料のほうがまさってしまった。
「シェリア。本当にいいんだな」