初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「ダニエルを愛していたんだと思います。婚約者だったんです。政略でしたけれど、小さい頃から仲良しでした」
涙はつらつらと流れた。
「ナダル王への輿入れが決まった時、オルベリアのために嫁ぐと言ったら泣きながら頷いてくれました。オルベリアを……民を愛していたので……ナダル王の好きにはさせられないと……」
デュランダルの大きな手がシェリアの手の上に包み込むように置かれた。
「けれどわたしだけだったんですね。本人は面倒な婚約者を放り出せて清々していたんです。妹のアリアと愛し合っていたんですね」
震える体はデュランダルの手から伝わる温もりでゆっくりと収まっていった。
とてもあったかい手が冷え切ったシェリアの心を温めてくれた。
「辛かったな」
あんなに出会った頃に淡々と話す人だと思ったのに、今はとてもあったかく話す人だと感じた。
「ありがとうございます。聞いてくださって。ここに来てよかったです。こんなわたしを受け入れてくださってありがとうございます」
涙はつらつらと流れた。
「ナダル王への輿入れが決まった時、オルベリアのために嫁ぐと言ったら泣きながら頷いてくれました。オルベリアを……民を愛していたので……ナダル王の好きにはさせられないと……」
デュランダルの大きな手がシェリアの手の上に包み込むように置かれた。
「けれどわたしだけだったんですね。本人は面倒な婚約者を放り出せて清々していたんです。妹のアリアと愛し合っていたんですね」
震える体はデュランダルの手から伝わる温もりでゆっくりと収まっていった。
とてもあったかい手が冷え切ったシェリアの心を温めてくれた。
「辛かったな」
あんなに出会った頃に淡々と話す人だと思ったのに、今はとてもあったかく話す人だと感じた。
「ありがとうございます。聞いてくださって。ここに来てよかったです。こんなわたしを受け入れてくださってありがとうございます」