初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
はっとその男は腰の小刀に手をやるが、デュランダルは手で制した。

「デュランダルだ。腰から手を放してもらおう」

「なんだと?本人が直接?」

「ああ」

じっとその男と目を合わせる。

本人も納得したようだ。

一方シェリアはこの男があの宴にいたことを覚えていた。
父のナダル王の目の前に座っており、なめるように自分を見ていた気持ち悪い瞳を。
今は髪色と瞳の色を黒に変えて、肌色も小麦色にしているからわからないだろうが、この男を見るだけで虫唾が走った。
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