初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「俺はお前をナダルの王にしたい。ユーリーンを殺せ。この薬なら確実に殺せる」

「本当か?」

今ニジェールは反旗を翻すには危険すぎた。
やれるとすればユーリーンが自ら病死か事故死でもしてくれることくらいだが、それはなかなか無理だと思っていたのだが、キルギアの薬なら魔術で生成されているからばれないだろう。

「どうすればいい?」

「あら、ただでもらえると思ってるの?約束は口だけじゃ頼りないのよ。契約書にサインをしてもらうわ」

「お前が王になればキルギアを攻めることはしないという契約書だ。魔術がかかっている。破れば死ぬぞ」

びくっとニジェールは肩を震わせたが、じっくりとその契約書を読んでからニジェールは頷いた。

「わ、わかった」

そして震える手で署名した。
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