星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち
「人工光源は、人間が意図的に作り出した光のことを指すんだ」
「人間が……?」

周防くんの説明を補足するように、サイカくんが言い足した。

「たとえば、暗くなったら、蛍光灯などの照明の明かりをつけるよね」
「あ……! もしかして、蛍光灯が人工光源なの!」

そこで、わたしははっとする。
サイカくんはそれに答えるように、穏やかに微笑んだ。

「うん。先程、話した植物育成ライトも、人工光源になるんだ」

植物育成ライト。
その単語を聞いた時の、あのドキドキを思い出す。
すごいって思ったから、植物育成ライトを使ってみたいって思った。
今でもすごいって思うし、この考えはやめたくない。

「メインクエスト22。『ガヴィット星を救うために』。宇宙空港の近くにいるガヴィット星人に会うと発生。ガヴィット星人を、人工光源を使った光合成でいっぱい元気にしよう。星の化身であるガヴィット星人を元気にすることで、ガヴィット星は水と緑の惑星に戻るよ。……メインクエストの流れはこうだな」

周防くんが、ガヴィット星人さんを救うための方法を最後まで読み上げる。

「人工光源を使った光合成は、植物育成ライトを使う案が妥当だろうね……」

サイカくんはうなずく。
三人でじいっと攻略本を見つめた後、わたしたちは同時に口を開いた。
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