星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち
「でも、ガヴィット星人さん、動きが速いし、植物育成ライトの光、届くかな」
「そうと決まったら、植物育成ライトをたくさん用意しないとな」
「まずは、ガヴィット星人さんがいる場所を確認しないとね」

え?
思わず、三人で顔を見合わせた。
だって、同じページを見ていたのに、出てきた『答え』が全く違うものだったから。
思わず、笑ってしまう。

「なあ、役割分担しようぜ! 俺は、植物育成ライトをたくさん用意するな!」

周防くんは嬉しそうにそう提案した。
その意図を把握したわたしとサイカくんは、こくりとうなずき合う。

「じゃあ、わたしは植物育成ライトの光の調整の担当だよね? それなら、わたし、植物育成ライトの光が届く方法がないのか、攻略本で調べてみる!」
「なら、僕が、ガヴィット星人さんの動向を確認する担当だね。じゃあ、僕はガヴィット星人さんの行動パターンを調べて……まとめてみるよ!」

うわああ!
なんか、やれそうなことが急に見えてきた!
すごい!
ちょっと、感動してしまう。

「植物育成ライトの光が届く方法。何とかして探さなくちゃ!」

わたしは、ぐっと攻略本を握りしめる。
ガヴィット星人さんを救うための難易度の高いメインクエスト。
様々な問題が浮かび上がってしまうけれど。
わたしたち、三人なら、どんな困難も立ち向かえると思ったんだ。
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