背筋を伸ばして恋をする。



彼はまた昨日のように顔を歪ませている。


「あーもう!駅に着いちゃうじゃないすか。とにかくストーカーとかじゃないんで!また明日ホームで待ってますから!」



焦った口調ではあるものの、慣れた手つきで名刺を差し出してくる。



名刺を受け取るのと同時に扉が開く。



押しあいながら降りる人の波に乗って私も電車を降りて進んでいく。



明日も待ってるって、言ってたな。

加えて、私の乗り換えの駅をちゃんと把握されていることを改めて感じて、ゾワッとした。




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