帝の唯一の女〜巫女は更衣となり、愛に囚われる〜
暁宮様の瞳が、初めて私を真っ直ぐに見た。

——その目は、弱さと迷いと、わずかな救いを求める光を湛えていた。

私の胸にもまた、静かな決意が芽生えていくのを感じていた。

私は、そっと暁宮様の肩に寄り添った。

「……私は、あなたの味方です。」

自分でも驚くほど自然に、そう口にしていた。

すると暁宮様は、片手で私を抱き寄せる。

「そなたは本当に、家族のような人だ。」

その声は穏やかで——けれど、私の奥底まで届くような温もりを帯びていた。

見つめ返したその瞳は、私の心の奥深くまで射抜くようで、胸が締めつけられる。

神主の言葉が脳裏をよぎる——情を交わしてはいけない、と。

それでも、私はこの人の誰よりも側にいたいと、強く思ってしまっていた。
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