帝の唯一の女〜巫女は更衣となり、愛に囚われる〜
「ここにおわす左大臣殿がね、その相手を巫女にしたいと仰せなのです。」
葛城の言葉に、私は思わず左大臣殿を見つめた。
「美琴は、暁宮様と仲が深いと聞く。お互い初めて同士、気も合うだろう。」
私が——あの方の、初めての女。背筋がぞくりと震えた。
「なぜ巫女なのでしょうか。」
問いかけると、左大臣殿は口端を吊り上げて笑った。
「知れたこと。成人の儀は神事の一つ。相手も巫女であれば神聖なものになる。」
神事——。それでも、それは男女の情を交わす行為。
「生娘の私が……お役に立てましょうか。」
声がかすれる。
その時、葛城が私の手をそっと握った。
「大事ありません。生娘だからこそ、宮様の相手にふさわしいのです。」
胸が高鳴る。誓いを破れば、戻れない。
——それでも、あの方の傍にいられるのなら。
葛城の言葉に、私は思わず左大臣殿を見つめた。
「美琴は、暁宮様と仲が深いと聞く。お互い初めて同士、気も合うだろう。」
私が——あの方の、初めての女。背筋がぞくりと震えた。
「なぜ巫女なのでしょうか。」
問いかけると、左大臣殿は口端を吊り上げて笑った。
「知れたこと。成人の儀は神事の一つ。相手も巫女であれば神聖なものになる。」
神事——。それでも、それは男女の情を交わす行為。
「生娘の私が……お役に立てましょうか。」
声がかすれる。
その時、葛城が私の手をそっと握った。
「大事ありません。生娘だからこそ、宮様の相手にふさわしいのです。」
胸が高鳴る。誓いを破れば、戻れない。
——それでも、あの方の傍にいられるのなら。