帝の唯一の女〜巫女は更衣となり、愛に囚われる〜
「今まで通り……暁宮と呼んでくれ。」

「……暁宮様。」

呼ぶたびに、距離が消えていく。

次の瞬間、温もりが重なり、境界がほどけていった。

それは神事でありながら、ただ一人を求める恋の抱擁だった。

そして、熱が私を貫いた。

「……っ!」

息が詰まり、肩が震える。

「痛かった?」

心配そうな声に、瞳から一筋の涙がこぼれ落ちた。

「そんなに痛かったか。」

「いいえ……」

首を振り、暁宮様の頬にそっと触れる。

「これは……一つになれた嬉しさです。」

微笑み合い、唇が重なる。

やがて暁宮様の体がゆるやかに動き始め、私の奥へと熱を伝えていく。

「ああ……」

堪えきれぬ声が漏れ、指先が布を握る。

「美琴……気持ちいい……」

互いの体温が混じり合い、境界が消えていく。
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