帝の唯一の女〜巫女は更衣となり、愛に囚われる〜
いつの間にか布団は、注ぎ込まれた愛の証でぐっしょりと濡れていた。

「こんなにも溢れて……」

「まだだよ。溢れた分、また注ぎ続ける。」

何度果てたか、もう数えることもできない。

気づけば、障子の向こうは夕陽に染まっていた。

「こんなにも注がれたら……孕んでしまいます。」

私の囁きに、暁宮様は強く抱きしめる。

「――いっそ、孕めばいい。」

その言葉に胸が熱くなった。

私は、この人のものになるために生まれてきたのだと、心の奥底から悟った。

そして、お召しは、急に途絶えた。

理由も分からぬまま、日が過ぎる。

そんなある日、葛城が私のもとへやってきた。

「お召しを止めたのは、私です。」

その言葉に、胸がきゅっと締め付けられた。

「……どうしてですか。」

問いかける声が、震えていた。
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