諦めていた恋の続きを始めます
なんとか考えて、当番制にする案を出してみた。
決まった曜日を担当するなら行くと言う若手医師や、定年が近い医師が数名いたのだ。
うまくローテーションを作れば、医療の届かない島にならずにすみそうだ。
ただ診療所が閉院したら、まどかの暮らしが大きく変わることになる。
(まどかはどうする予定なんだろう)
これをきっかけにして、まどかと一緒に東京に戻るのもいいかもしれない。
もちろん、プロポーズまでできれば最高だ。
まどかとこれからのことをゆっくり話し合ってみよう。
そう思っていたところに、いきなり沙織がやって来た。
悠真にとって、沙織は時限爆弾のようなものだ。
驚いたというより、島までやってくる無神経さに腹が立ってくる。
(よく顔を出せたものだ)
不愉快な相手の姿に、悠真は心の中で悪態をついた。
沙織と話したくもないが、ここまで来た相手を無視するわけにもいかない。