諦めていた恋の続きを始めます
そう言われても、あまりにも突然のことだからまどかは信じられなかった。
「か、からかってます?」
「まさか」
腕の力が緩んだのでゆっくり後ろを向くと、苦笑する悠真の顔が目の前にある。
「いつから……」
「もうずっと前」
「本当に?」
「ああ」
これは夢だろうかと、まどかは自分の手をグッと握り、力を入れてみた。
拳に感覚はある。爪が手のひらにあたって、少し痛い。
それから頬に手をあててみる。
熱い。
「信じてくれるか?」
「信じても、いいんですね」
まどかは一度裏切られている。だからこそ、愛を信じて傷つきたくない。
「信じてもらうために、ここまで時間をかけてきた」
島で再会してから今日までのことだと気がついた。
何度も会いに来てくれたし、ふたりで美しい砂浜に出かけたこともある。
硬い表情だったまどかが笑顔を取り戻せるよう、何も告げずに今まで見守ってくれていたのだ。
「……うれしいです」
「今日は、よろしく」