諦めていた恋の続きを始めます
琉輝に尋ねられても、まどかには答えられない。
病院のことは何も聞かされていないし、まして真大のことは話せない。
悠真からは本気だと言われたばかりだし、これからのことなど想像もできない。
「私にはわからないの」
まどかは正直に答えた。
「悠真が好きなのか」
こくりとうなずく。
「何があっても、あいつを支えていけるのか?」
もう一度、首を縦に振る。
「悠真もお前のこと好きなんだな?」
「うん。たぶん」
「たぶん?」
「まだ、実感がないの」
はあと琉輝がため息をついた。
「小学生か」
「だって、高校の頃には諦めていた人だから、選ばれても実感が湧かなくて」
琉輝が苦笑しながら、手を伸ばしてきた。
「わかったから、そんな顔するな。今日は悠真のためにおしゃれしたんだろ」
どんな顔をしているか気になったが、額をチョンとつつかれると肩の力が抜けていく。
「今度は大丈夫だ」
今のまどかに、琉輝の言葉は何よりも力強かった。
「ありがとう」
俺もお前たちを信じるよと、琉輝はにっこり笑ってくれた。