諦めていた恋の続きを始めます
恋したからと言って、必ず愛してもらえるわけじゃない。
でも自分から告白して、気まずい関係なる方がまどかにはつらい。
自分でも恋に不器用すぎると思ったが、かつて周防へ向けたのと同じ気持ちを和也に抱けるだろうか不安もある。
迷いはあったが、まどかは意気地なしの自分と決別したかった。
手の届かない人に片思いし続けるより、付き合いたいと望まれるなんてチャンスは二度とないかもしれない。
母の言葉に背を押されるように、まどかはうなずいた。
「よろしくお願いします」
そんな返事をしてしまうくらい、緊張していた。
それから友人ではなく恋人としての交際が始まった。
和也は気遣いのできる人だった。
デートの時には「どこに行きたい?」と聞いてくれて、まどかの希望を叶えてくれる。
ふたりで映画を見たり、時間があればドライブに行ったりするのは楽しい時間だった。