ホームラン王子と過ぎ去った青春をもう一度
「ああ、もう! 教育係なんて、引き受けるんじゃなかった……!」
なんの準備もなく、1週間で彼をそこそこ使える営業マンに成長させた自分を誰か褒めてほしい。
余計な仕事を押しつけられたせいで、元々担当中の処理しなければならない作業が山積みだ。
――他人には任せられないし、私が全部1人でこなすしかなかった。
「でもなぁ……。1日は24時間しかないし……!」
3日間徹夜で作業をしても終わるかどうかの仕事量に辟易しながら、健康ドリンクを片手にパソコンディスクに向き合った。
「やるしかない、か……!」
私は鬼の形相でキーボードを叩き、必死に仕事を片づけ始めた。