あやかしと魔王の側近
「魔王全員が世界征服を望んでいるわけじゃない!!勝手なことを言わないで!!」

気が付けばルーチェは大声を上げ、魔法を放っていた。杖から放たれた魔法はモンスターに当たり、モンスターが消えていく。それが戦いの合図だったかのように、モンスターやイヅナたちが動き出した。

「おらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ツヤが妖を蹴り上げ、レオナードが戦鎌を振り下ろす。

「ッ!」

イヅナが薙刀で攻撃を受け止め、ヴィンセントが弓を放って妖を倒す。

「……フフッ」

ギルベルトが楽しそうに妖の攻撃を避け、剣で斬り付けていく。

アレス騎士団の戦いを見ながら杖を握り締めるルーチェに対し、クラルが話しかける。

「ルーチェ、戦えそう?」

「クラル、もちろんだよ」

二人は見つめ合い、ゆっくりと頷いた後に地面を蹴る。ルーチェとクラルは互いの杖と剣から魔法を放つ。ルーチェからは紫の光線が、クラルからは緑の光線が飛び出していった。
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