あやかしと魔王の側近
二つの光線は飛んでいく中で混ざり合い、一つの光となってバッカスの元へと飛んでいく。バッカスは魔法を避けたものの、多くのモンスターたちを倒すことができた。モンスターに当たった魔法が弾け、粉雪のように宙を舞っている。

「綺麗……」

戦いの手を止め、イヅナが呟いていた。その瞳は星のように煌めいている。それを見て、ルーチェの心の内側に安堵が込み上げた。

(魔王はただ恐れられるだけの存在じゃない。それを僕は一番よくわかっている。クラルは僕たちのいる世界も、この世界も、救おうとしている。だから僕も……!)

ルーチェは何度も魔法を繰り返し放つ。バッカスは魔法を避けていくものの、その表情は硬い。

「クソッ!」

バッカスはクレイス・クロックをまた動かす。モンスターや妖などがまた現れた。

「こっちは何度だって化け物を召喚できる。お前ら全員皆殺しだ!」

しかし、バッカスの言葉に全員動じることはなかった。ツヤが妖を蹴り上げて倒しながら言う。
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