お兄ちゃん、すきだよ。
「おい俺も混ぜろよー!」
私たちの手の上に、颯太の大きな手が重なった。
3人の心がひとつになった。
「温かい…離したくないね。」
優が泣きながら笑う。
私も泣きながら、笑い返す。
「泣くんじゃねーよ!」
そう言う颯太の目にも、うっすらと涙がにじんでいる。
この手のように、私たちの心はまたひとつになった。
もう何があっても、絶対に離したくはない。
絶対に、離さないからね。
私はふたりと親友であること、心の底から誇りに思うよ。
冷えきった心をゆっくりと温めて、笑いながら、私たちは家に帰った。