美人の香坂さん、酒は強いが恋愛は最弱
【side 口田亮太郎】

俺は廊下で優子がトイレから戻るのを廊下で待つことにした。
俺のもとに八木が優子の後ろ姿を気にしながら近づいてきた。

「香坂さん、大丈夫ですか?
ぐびぐび呑むからてっきり強いのかと思ったんですが」
「うん?そんなに弱くないから大丈夫だと思うよ。
ところで、八木さんは香坂さんに何か話したいことでもあるのか?」
「え?あーと。歓迎会なのに指導担当の香坂さんと話してなかったんです。
だからお酌をと思ったんですが、気付けばカンパリでした。ふふっ」
「あんまりからかってやるなよ」
「からかってませんよ」

柱に寄り添って話していたら、優子が戻ってきた。

「あれ?待っててくれたの?」
小首をかしげて俺の顔を見上げ・・・隣を見て驚いた。

「ふっ!」
酔っぱらいの振りをするのも忘れて目を真ん丸にしているから、俺は吹き出しそうになった。
慌てて口を右手で押さえて笑いを耐えた。


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