美人の香坂さん、酒は強いが恋愛は最弱
「確かに。 それなら個人の負担も分散されるし、他者の意見も聞けて多方向性のあるカリキュラムができそうですよね」
「でも、考えたのは私達よ!」
「そうね。自分たちで全部やりたい気持ちはよくわかるわ。
ただ実際問題毎月二人でするには負担が大きすぎると思うよ?」
「大丈夫、できるわよ、ね?」
興奮した岩瀬さんは八木君の二の腕に手を添え・・・ようとして八木君に逸らされた。

・・・・。
さっきからこの人、スキンシップが多すぎじゃないかな。
八木君も器用に避けてるけど…なんか、嫌だな。

「すみません。企画は一人で一から全部ってなると、、やはり企画が僕一人では力不足です。
今日だって、香坂さんが入って新たな発想が生まれましたし。
僕もチームを組んで複数でやって行った方が成功すると思います」
「一度企画書を書いて課長に見てもらうか、相談してみたらどうかな。
課長は客観的に判断する人だから、最善を考えてくれると思う」
「岩瀬さん、そうしましょう? 
失敗して責任とか取らされるより、事前に相談しませんか?」
「え?責任?」
「はい」
「そ…そうね。 
でも!私たちが中心になるようにはしようね!」
「僕はまだ企画部に配属されて間もないので難しいかもしれませんが、岩瀬さんについては必ずお願いしてみましょう」
「私は、八木君と一緒に働きたいの!」
「そんな風に評価してくださって、ありがとうございます」
八木君は爽やかに微笑んだ。
けれど、目の奥が何となく笑ってないように見えた・・・のは気のせいだろうか?



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